COLUMN

新人研修の社内用語が分からない。教材に足したい「意味・場面・行動」

2026/10/22

新人と先輩がスモールGと協力し、社内用語を意味・場面・行動の三枚のカードに整理するイラスト

「手順は読んだ。でも、一行目の社内用語が分からない。」

新人研修で止まっているのは、操作ではなく、その前の言葉かもしれません。

教材に足したいのは、用語の正式名称だけではなく「意味・使う場面・次の行動」の三つです。その会社で何を指し、どこまでやればよいのか。ここまで書くと、質問も具体的になります。

用語集があっても、最初の一歩が分からない理由

「WFはワークフローの略です」と分かっても、「申請WFに戻してください」と言われたとき、どの画面で何を直すのかまでは分かりません。

正式名称を覚えることと、仕事が進められることは別です。

ビジネス用語の理解をめぐる困りごとは、Duolingoが公表した2023年の調査でも取り上げられています。これは新人だけの調査でも、現在の社内略語の利用状況を示す調査でもありません。ただ、用語を知っている前提で説明が進む問題を考える手がかりになります。

社内用語を全部なくす必要はありません。必要なのは、初めて読む人が入れる入口です。

一つの用語に「意味・場面・行動」を添える

たとえば、新人向けの教材に「一次回答を済ませる」とだけ書かれていたとします。

以下は説明用の架空例です。実際の定義や回答期限は、自社の担当者が確認して決めます。

1.意味:この教材では何を指すか

この教材での一次回答とは、「問い合わせを受け付けたこと」と「次に連絡する予定」を相手へ伝えること。問題が解決した、対応が完了した、という意味ではありません。

一般的な辞書の説明だけでなく、この会社、この業務での意味を書きます。

2.場面:どんなときに使うか

問い合わせを受けたものの、その場では回答できず、担当部署への確認が必要なとき。

例文は「お問い合わせを受け付けました。確認のうえ、本日16時までに状況をご連絡します」。この時刻も架空例です。約束できる時刻を社内の運用に合わせて設定します。

3.行動:何をしたら次へ進めるか

受け付けた内容を確認する。次の連絡予定を伝える。担当者へ引き継ぎ、その予定を記録する。

そして、「一次回答をしただけで、対応完了にしない」と境界も書く。

用語を言い換えるだけでなく、作業の区切りが見える説明にします。

新人向け教材を直す、三つの手順

  1. 一つの教材から、説明のない言葉を三つ選ぶ。略語だけでなく、「処理する」「回す」「一次対応」のように部署で意味が違う言葉も対象です。最初から全社用語集を完成させようとしなくて大丈夫です。

  2. 最初に出てくる場所へ、三つの説明を添える。意味・場面・行動を一枚のスライドや短い段落にまとめます。正式名称が必要なら、そのまま残して平易な説明を併記します。

  3. 言葉の暗記ではなく、次の行動を確かめる。「一次回答とは何ですか」だけでなく、「確認が終わっていない問い合わせを受けたら、何を伝えますか」と聞きます。答えづらければ、受講者を責める前に教材の説明を見直します。

FireRocketでは、確認した説明を教材にして、その場で質問できる

ここで大切なのは、AIに社内の意味を推測させることではありません。

まず、担当者が確認した定義・具体例・行動を、PDFやPowerPointなどの教材に入れる。そのうえで、教材を使って質問できる環境を用意します。

FireRocket公式サイト(https://fire-rocket.net/)では、PDF・PowerPoint・動画などの登録と、社内で内容を確認してから受講者へ配信する流れを案内しています。

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また、AI先生は教材を根拠に回答し、学習画面のまま質問でき、回答の元になった教材へのリンクを示す機能として紹介されています。機能の詳細はFireRocketのLMS紹介で確認できます。

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今回の教材なら、「この教材の一次回答と対応完了は、どう違いますか」と質問してみる。答えだけでなく、示された教材の該当箇所も読み、意図した説明になっているかを確認します。

教材に書いていない社内ルールまで、AIが知っているとは考えない。説明が足りなければ担当者が確認して追記します。回答の正確さを保証するものとして使わず、配信前に質問例と回答を確かめておきましょう。

教材の範囲と人への相談を分ける考え方は、関連コラムAI先生への質問と、人に確認することの分け方も参考になります。

教材にない質問は、誰に聞く?AI先生の導入時に決めたい社内の相談先eラーニングで教材にない質問が出たら、誰が答える?AI先生の教材に基づく説明と、現場の判断を分けて整理。相談先の決め方、質問に添える三つの情報、配信前に確かめたい引き継ぎ手順を具体例で紹介します。fire-rocket.net

よくある質問

用語集を別に作るだけでは足りませんか?

用語集は役立ちます。ただ、最初の作業でページを何度も行き来するなら、教材の初出箇所にも短い説明を置くと、文脈を追いやすくなります。詳しい定義は用語集へ、最初の行動は教材へ、と分けてみてください。

AI先生に聞けば、説明のない略語も補えますか?

社内独自の定義を、AIに推測で補わせる運用は避けます。先に確認済みの定義を教材に入れ、その教材について質問する使い方を基本にします。

まず一つ、新人が止まりそうな言葉を選ぶ

いま使っている新人向け資料を一つ開いてみてください。

「この言葉、初めて読む人も、次に何をするか分かるだろうか。」

分かりにくい言葉を一つ選び、意味・場面・行動を添える。担当者と確認してから、受講者向けに試す。その小さな整備から始められます。

確認した教材を配信し、学習中の質問までつなげたい方は、FireRocket公式サイト:https://fire-rocket.net/から、機能と導入・相談の案内をご確認ください。

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