COLUMN

開店準備の「終わりました」をどう確かめる?新人に伝える備品補充の完成形

2026/10/16

カフェの開店前、店長と新人が備品を並べた棚を確認し、スモールGが完成した状態をスマホで撮影している手描きアニメ風イラスト

新人に「開店準備をしておいて」と頼むとき、何をもって完了かまで伝えていますか。

備品の補充なら、置く場所・補充する量・最後の確認点を決め、できあがった棚を短い動画で見せる方法があります。作業の途中だけでなく、終わった状態を残しておくと、新人も自分で見比べられます。

今回は、カフェの備品補充を例に、開店準備の「終わりました」を確かめる基準の作り方を紹介します。

「準備しておいて」だけでは、終わりが見えない

例えば、カフェの開店前に、持ち帰り用の袋やカップのふたを補充する場面を考えてみます。

ある先輩は「空いているところを埋めて」。別の先輩は「昼まで足りるように」。店長は「引き出しが閉まる量で」と伝える。

これは説明用の例ですが、新人の立場なら、どこで手を止めてよいか迷います。

袋を入れる動きは分かっていても、必要な量や置く向き、最後の確認が分からない。教える側が当たり前にしている判断ほど、説明から抜けやすいところです。

手順1.一つの仕事について、完了の条件を三つ決める

最初から店全体のマニュアルを作ろうとすると、話が大きくなります。まず、先輩によって説明が食い違っている仕事を一つ選びます。

袋やふたの補充なら、店長と教える担当者で、次の三つを確かめます。

  • どこに、どの向きで置くか

  • どこまで補充するか

  • 終わったら何を確認するか

例えば「決めた棚の左側」「店で決めた目印まで」「サイズ違いが混ざっていないか」。これは書き方の例です。量や置き方は、実際の店のルールに合わせて決めてください。

「十分に」「きれいに」「いつもどおり」を、見て確かめられる言葉へ変えていきます。

曜日や予約状況で量が変わるなら、その条件も一言添えます。「週末はこの量。変更がある日は、当日の責任者に確認する」という形です。

手順2.完成形を見せてから、手元を短く撮る

基準が決まったら、スマホで動画にします。まず、補充が終わった棚を映す。そのあとで、置く場所と向き、補充するところを見せます。

撮る順番の例は、次のとおりです。

  1. 最初に「この状態になったら完了です」と全体を映す

  2. 手元に寄り、置く場所と補充の目印を見せる

  3. 最後に、サイズの混在など確認する点を映す

説明を短くできる仕事なら、30秒ほどから試せます。必要な手順を省いてまで、短くする必要はありません。

衛生や安全に関わる決まりは、店の正式な手順を確認してから教材にしてください。現場での実演や確認が必要な作業は、動画だけで済ませないようにします。

手順3.教える人も同じ動画を見て、新人と一度やってみる

動画を新人に渡しても、隣の先輩が別の基準で教えたら、また迷ってしまいます。

まず、教える担当者どうしで見ておく。「この棚は、この状態で完了とする」と確認します。違う意見が出たら、新人に選ばせず、責任者が基準を決めます。

次に、新人に実際の補充をしてもらい、最後に一緒に棚を見ます。

「どこを見て、終わったと判断しましたか」

この一言で、動画の何が伝わったかを確かめられます。目印が見づらかったなら撮り直す。サイズの区別で迷ったなら、その部分の説明を足す。

新人の覚え方だけを見直すのではなく、教材の分かりにくいところも直していきます。

FireRocket TemPoで、店の手順を繰り返し見られる形に

FireRocket TemPoでは、スマホで撮った短い縦型動画を教材にし、文字や手描きの印を加えられます。補充する目印や最後の確認点を、映像と一緒に残せます。

飲食店の新人・アルバイト教育を動画で効率化|FireRocket TemPo新人が入るたびの同じ説明を、店長がスマホで撮る短い動画に。FireRocket TemPoは飲食店の新人・アルバイト教育を助けます。新人は勤務前にアプリ不要で確認。本部は共通教材を配信し、店舗ごとの受講状況を把握できます。1店舗あたり月10,000円〜(税抜)。tempo.fire-rocket.net

新人はQRコードとPINコードで教材を開けます。アプリのインストールやメールアドレスの登録は不要です。

新人ごとに、見た動画や最後まで見た動画、確認問題の結果も記録できます。ただし、視聴した記録だけで、一人で作業を任せられるとは判断できません。実際の棚を一緒に確認するところまで、教育に組み込みます。

複数店舗なら、本部が全店共通の教材を配信し、店舗ごとの受講状況を確認することもできます。全店でそろえる決まりと、その店の棚や備品の説明を分けて準備すると、店長が何を撮ればよいかも整理できます。

店舗教育全体の考え方は、チェーン店の新人教育を統一する方法でも紹介しています。

チェーン店の新人教育を統一する方法|教え方の違いをなくす7つの仕組みチェーン店で店長や先輩によって教え方が変わる原因と、新人教育を統一する方法を解説。動画マニュアル、確認テスト、AI先生を使った店舗研修を紹介します。fire-rocket.net

よくある質問

先輩のやり方を、すべて同じにする必要がありますか?

まずは完了の条件と、必ず守る手順をそろえます。安全・衛生上の決まりや店のルールを守ったうえで、どこまで各自の工夫を認めるかは責任者が決めます。

動画を見ても、新人が迷うときは?

その場で一度やってもらい、どこで止まるかを確認します。置き場所が映っていないのか、補充量の説明が曖昧なのか。迷った部分だけを直すと、次に見返すときの助けになります。

棚の場所やルールが変わったら?

教材も見直します。誰が更新するかを決め、古い動画や印刷物を引き続き案内しないよう、教える担当者にも変更を伝えてください。

次の開店準備で、完成した棚を一つ撮ってみる

まず、店長と先輩で「ここまでできたら完了」という棚を一つ選ぶ。その状態をスマホで撮り、新人と見比べてみてください。

教えた内容を同じ場所で見返せるようにしたい方は、FireRocket TemPoの公式ページで、動画教材と新人の体験画面を確認できます。自分のお店なら、何を最初の一本にするか。補充する備品を一つ思い浮かべながら試してみてください。

企業全体の研修や教材配信については、FireRocketのサービス案内もご覧いただけます。

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